行政書士レイ国際法務事務所

外国人入国者数過去最高

14/03/15

こんにちは。行政書士の東麻未(ひがしあさみ)です。

平成26年2月19日に法務省より、平成25年における外国人入国者数(確定値)が公表されました。

平成25年における外国人入国者数(再入国者数を含む。)は1,125万5,221人、
前年に比べ208万3,075人(22.7パーセント)増加。
再入国者を除いた新規入国者数については955万4,415人、
前年に比べ200万4,417人(26.5パーセント)増加。
過去最高となりました。

国籍・地域別の内訳をみると、上位5か国は以下のとおりですが、
1. 韓国(230万5,975人)
2. 台湾(216万5,280人)
3. 中国(98万3,268人)
4. 米国(74万2,811人)
5. 中国(香港)(71万8,829人)
上位10か国にASEAN諸国のタイ、マレーシアが入り、それぞれタイ77.2パーセント、マレーシア38.1パーセント、前年に比べ増加しています。

これはやはり、2013年7月1日より東南アジア5ヶ国について、訪日ビザの免除と緩和が実施され、タイとマレーシアには15日間までビザなしで滞在できるビザ免除措置が導入、ベトナムとフィリピンは数次化、インドネシアは数次ビザの滞在期間が延長された影響だと思われます。日中関係の悪化により減少した中国人観光客に代わる観光客を呼ぶための措置ですが、数字上では成功したということでしょうか。

上記は短期滞在する査証(ビザ)のお話しですが、中長期在留資格についても、このように政策等理由により変わることがよくあります。以前は許可されたのに、今では許可されないということもざらにあるのです。

「友達は同じ条件で許可された」とおっしゃるご相談者がよくいらっしゃいます。査証(ビザ)発給、在留資格の許可は、例え条件が同じでも、時によって変わることがあります。
巷にあふれる情報には惑わされず、ぜひご相談ください。